第三回 アスペクト

[収録日時]2021/10/04-2021/10/04

岐阜方言から考えることばのしくみ

Lesson3第三回 アスペクト

さまざまな外国語を学ぶときに気づく言語学の諸現象。これが身近な岐阜方言にもあることに気づいていますか?また、日本語を学ぶ外国人に、何気なく使っている岐阜の方言について、「共通語とは違うけどなぜそういうのか?」と聞かれたとき、あなたはどう答えますか。
この講義では、言語学の概念を身近な岐阜方言における具体例を用いながら、音声・語彙・文法・運用の側面から考えます。
「Think Globally, Act Locally.」
人間言語の本質を知る一つの方法として、方言を切り口に考えてみましょう!

第3回は、岐阜方言の時間表現のうち、共通語と異なる進行相と結果残存相の表現を取り上げる。岐阜県内では、特に東濃地方や中濃地方、そして飛騨地方で、前者は「ヨル」、後者は「トル」と言い分ける。この区別は、共通語とは異なるが、英語など西洋語の区別に類似するものである。

視聴する

Back