フードチェーンシステムの高度化によるフードロス削減

[収録日時]2021/10/22-2021/10/22

フードチェーンシステムの高度化によるフードロス削減

Part2フードチェーンシステムの高度化によるフードロス削減

2021年10月22日(金)開催の「グローカル化のためのSDGs勉強会」(Zoom開催)収録内容を抜粋して掲載しております。

近年、スマート農業やスマートフードチェーンなど農業食料工学に関連する事業が全国で展開され、SDGsに基づく持続可能な開発を意識した取組みが盛んに行われています。私たちは九州産農産物の輸出を促進することを目的に、低コストかつフードロス低減のための高鮮度船舶輸送システムの確立に向けた実証研究を行ってきました。市場が拡大し続ける近隣アジア諸国への農産物の輸出は我が国の農業の安定的成長を支える原動力になります。我々が開発した産地広域連携クラウドシステムによって農産物を計画的・定量的・定期的に効率良く集め、多品目を混載可能な多温度帯コンテナで適正な環境で現地に送る。まずはこれらのソフト・ハードの要素技術を紹介するとともに、この輸出実証試験で収集し、蓄積した品質・環境情報を分析・活用して流通の品質向上やフードロスの低減、付加価値の向上による収入アップなどデータ駆動型のグローバルフードバリューチェーン構築の重要性について講演します。我が国の農産物の輸出促進とフードロスの低減の一助となれば幸いです。
※講演の後にディスカッションを収録しています。

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