未利用野菜・果物の有効活用~食物繊維の未知なる機能~

[収録日時]2021/09/24-2021/09/24

未利用野菜・果物の有効活用~食物繊維の未知なる機能~

Part2未利用野菜・果物の有効活用~食物繊維の未知なる機能~

2021年9月24日(金)開催の「グローカル化のためのSDGs勉強会」(Zoom開催)収録内容を抜粋して掲載しております。

すべての陸生植物の細胞壁と中葉組織とに普遍的に偏在しているペクチン多糖は、水溶性食物繊維の一種として知られ、増粘剤や乳化剤といった食品添加物としても広く利用されています。また、加工品ばかりでなく、私たちが口にする野菜や果物にも必ず含まれる身近なもので、最近の研究では健康維持に大きく影響する腸内細菌叢をコントロールする主要な食物繊維の一つとして注目されています。私たちは、ペクチンが腸内細菌を介さず直接小腸の機能を調節することを発見し、新たな食物繊維の機能性として研究を進めています。こうした新機能が、年間2,842万トンに及ぶ食品廃棄物の有効活用の一助となることを目指しています。

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